今週末は息子が通う大学の卒業式です。
子育て中は毎日が必死で振り返る余裕なんてありませんでしたが、いま思えば「もっと手をかけてあげれば良かったな。。。」なんて思ったりして。。。
やはり子育ての手が離れると思うと、一抹の寂しさを感じますね。
そんな50代からの片付けは、収納を増やすのではなく「いかに増えてしまったモノを減らすか?」が大きなカギです。
子育て世代とは一味違う片付けのポイントを整理してみましたので、参考にして下さいね。
家の中は増えてしまったモノでいっぱい
結婚して子供が生まれると家の中には次々とモノが増えていきますよね。
子供の成長に合わせて少しずつモノを入れ替えていれば無限に増えることはないのですが、中には捨てがたいモノもたくさんあって思うように片付けが進まないのが現状。
たとえば、懐かしいベビー用品、思い出の学用品、着れなくなった衣類に使われなくなったおもちゃ等、いまではもう必要ないと分かっていても、なかなか捨てられないモノです。
さらに、知らず知らずに溜まってしまう自分の洋服や、大量にストックしている生活用品など、長年暮らした家には増えてしまったモノでいっぱいです。
そんなたくさんのモノで溢れた家の中は、どんな事に気をつけて片付ければいいのか?
収納用品は買わない
これまでは、収納スペースが足りない足りないといって増やし続けてきた人がほとんどだと思います。
いつか使おうと取っておいた空き箱や、100円ショップで買ってきたケースなどが納戸の中に必ず1つや2つあるはずです。
実際にお客様のお宅へ伺うと、収納するためのグッズは山のように出てくるんです。みなさん、収納本に出てくるのと同じケースを買ってきて並べようとするんですね。
しかし、やってみたものの上手くいかずに中途半端に片付けが終わってしまい、ケースも使われないまましまいっぱなし・・・
それにもかかわらず、「よし!今度こそ片付けるぞ!」とやる気満々で、また収納用品を買ってきてしまうという悪循環を繰り返しているんです。
これじゃ、単純にモノが増えるだけですよね。
まずは、いま家にあるモノだけで収納を工夫すると、しまいっぱなしだったモノも生かされて得した気分になりますよ。
収納家具を減らす
家族が減れば必要なモノの数が減っていきます。
夫婦ふたりだけの生活になれば使う食器はふたり分あればいいわけで、そうなれば収納する家具自体、必要なくなりますよね。
いままでは、家族分の食器を収納するために食器棚が必要だったかもしれませんが、二人分ぐらいならキッチンキャビネットで十分納まります。
その方が、いちいち食器棚に取りに行くより配膳しやすくなって家事がグッと楽になり、時間の短縮にもなりますよ。
このように、いままであって当たり前と思っていた家具を減らしてみると、「えーーーっ?うちってこんなに広かったっけ??」と感じるかもしれませんね。
これからは、思い切って収納家具を減らす!気持ちで、片付けに取り掛かかってみましょう。
見た目に懲りすぎない
雑誌によく出てくる「北欧インテリア」とか「ナチュラルインテリア」。
確かに素敵な写真を見ると憧れますよね。
しかし、憧れのインテリアにするためには、その雰囲気にあった小物を飾ったり、カーテンやラグを替えたりしなければなりません。
つまり、またそこでモノが増えてしまうんです。
相当数のグッズを並べたり揃えたりするよりも、まずはモノを減らすことが先決!
50代からは『増えたモノを、いかにして減らすか』を意識するようにしてくださいね。