
8月1日から開催されている「世界バレエフェスティバル」を鑑賞してきました。
いやー凄かったです!
バレエの美しさ、テクニック、ダンサーが醸し出す雰囲気、オーケストラ・・・どれもこれもが超一流。その素晴らしさをお伝えしたくて、私が感じた「世界バレエフェスティバル」の魅力と感想をまとめました。
世界バレエとは
3年に一度、一流のダンサーが日本に集まって開催されるガラ公演のことです。
ガラ公演とは全幕バレエではなく、バレエ作品の中からえりすぐりの場面を抜粋して、短い踊りをいくつも踊る公演のこと。
たとえば「白鳥の湖」のように、ひとつのストーリーを全幕(通常は4幕構成)通して行なわれる公演とちがい、様々な作品の有名なグラン・パ・ド・ドゥ(男女の踊り)の見せ場だけを集めて行われる公演です。
世界で活躍するトップダンサーが次々と登場し、フェッテ(回転)やジャンプなど高度なテクニックで各作品のクライマックスシーンを踊ってくれます。
つまり、一流のパフォーマンスを一度に観れる、まさに「いいとこどり」の公演なんです!
出演者
世に言う、世界4大バレエ団というのがこちら。
- パリ・オペラ座バレエ(フランス)
- 英国ロイヤル・バレエ団(イギリス)
- ボリショイ・バレエ(ロシア)
- マリンスキー・バレエ(ロシア)
これらのバレエ団でプリンシパル(主役)を踊っている方々や、これからが期待される才能豊かな若手ダンサー、他にもニューヨーク・シティ・バレエ、イングリッシュ・ナショナル・バレエ、ベルリン国立バレエ団・・・などなど総勢35人の男女が出演しています。
演目
有名なところでは、「白鳥の湖」「ジゼル」「シンデレラ」「ドン・キホーテ」「ロミオとジュリエット」など。
フェスティバルの前半(8/1ー8/6)がAプログラム(略してAプロ)、後半(8/8-8/13)をBプロブラム(Bプロ)に分かれていて、Aプロ、Bプロで出演者や演目が違ってきます。
なので、お目当てのダンサーがどの曲を踊るかによってチケットをとる必要があるんですね。でも、出演者・演目とも開催近くにならないと確定しないため、熱血バレエファンはAプロもBプロも見に行くのが当たり前のようです。
詳しくお知りになりたい方は、こちらのサイトでプログラムを確認できます。
会場
多くのバレエ公演が催される「バレエの殿堂」上野の東京文化会館です。上野駅から徒歩30秒、5階建てで、客席数は2303席。
東京都交響楽団が本拠地としているホールでもあり、国内外のオペラ、バレエ、オーケストラなど、様々な団体が利用しています。
ホワイエ(ロビー)はこんな感じに装飾されて、お祭りムード満載。見る前から気分が上がります。
「ロミオとジュリエット」の衣装や、今年5月2日(土)享年89歳でお亡くなりになったマイヤ・プリセツカヤさんのコーナーもありましたよ。
感想
第1部から4部まで3回の休憩含み4時間半。正直、長いです。
1つ1つの演目が濃くてフィナーレを迎えるころはヘロヘロです。ピアノ曲の時はあまりの心地よさに、一瞬気を失いそうでした。
でも、歴史に名を刻む大スターと今回初参加の新進気鋭のスターが肩を並べて作り上げる舞台は、豪華で、華やかで、まさに夢のひと時。頑張って目を見開いて見てきましたよ。
バレエを知らない人も、プリマが身じろぎもせずつま先で10秒近くたっていたり、よろめきもせず笑顔で36回転する華麗さ、男性ダンサーのジャンプ力の高さ、均整のとれたスタイルなど、とにかく楽しめる要素がいっぱいです。
また、生で聞くオーケストラも迫力満点。
私はハーブの音がとても耳に優しく、こんなにも綺麗な音なんだと感動しました。ストーリーを知らなくても「この曲聞いたことあるかも?」と思うと作品の雰囲気が伝わってきます。
素晴らしい芸術に触れると心が豊かになります。機会があったらぜひバレエ鑑賞に出かけてみてくださいね。
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