キッカケはなんであれ気付くことが大切。家族が病気になって思うこと。

月曜日、姉が手術を受けました。
前日にお見舞いに行くと、「まったく、やんなっちゃうわよー」と いつも通りの明るい笑顔。しかし、病室の中を何度も行ったり来たりと落ち着きません。
これまで病気らしい病気をしたことが無いので、手術台に乗ることを想像すると不安でいっぱいなんです。
通院から入院へ
病気が見つかってから通院治療をしてきましたが、今回は長期入院しなければなりません。姉の家には夫と息子(3兄弟の末っ子)がいるだけです。
これまで家事一切を姉ひとりでやってきたので、なにがどこにあるのかさっぱりわからないらしく、着替え、タオル、保険の書類、・・・病院のベッドで携帯電話からモノの所在を伝えています。
目的のモノがなかなか見つからないようで、その会話はほとんどケンカ腰。
「だから!奥の部屋の引き出しだってば!!!」
姉は片付けが苦手
同じ姉妹でも全く性格が異なり、姉は小さい頃から細かいことをまったく気にしないタイプの人。収納も適当でとにかく思いついたところに置いてしまいます。
毎日買ってきたモノは床に直置きが当たり前だし、お米の袋も、お菓子の袋も、床に転がっています。「すぐに使うからいいのよ」なんて、まったく気にもしていません。
探し物は毎度のことですが、なければないで「ま、いいか」と楽天的過ぎる性格ゆえ、不便さを感じていないようです。
姉の家に行くたびに、「一緒に片付けようよ」と言ってみても、「いーの、いーの、そのうちやるから」と一向に片付ける気配はありませんでした。
しかし、病気になったいま、姉の口から出てくる言葉は、
「あの時やっておけば良かったよ。。。」
気付くことが大切
たとえ病気がキッカケでも、片付けの大切さに気付くことが大切です。
自分に何かが起きた時、自分だけでなく家族の生活にも影響するのだということに気付けば、本気で片付けをしようと思いますよね。
人によっては、それほど心が動く出来事がなければ気付かない場合もあるのです。
気付きがあれば、そこからの行動は早いもの。「退院したら、あの部屋もこの部屋もガンガンやるわよ!」と、やる気満々です(^^)v
「そうだね、一緒にがんばろうね♪」
そして自分もまた、身内が病気になったことで、いつかやって来る死に対して深く考えさせられました。
もし、死が身近に迫った時、何を考え、何を思い、何をするのか。。。まだまだ先の事などではないのです。
「死への準備をするということは、良い人生を送るということである」ートルストイー
いま、しっかりと考えることが、自分の「生」を考えることでもあるのですね。
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