「片付けない女」は「片付け好きな女」を真似してはいけない

きょうのタイトル、ちょっとドキッとしませんか?
これは、メンタル・ジャーナリスト大見賀直子さんの著書、『サイボーグを目指さないことにした、働く私の「自分時間」』の一節です。
大美賀さんは、オールアバウトでストレスガイドをされている方で、その記事がとても面白かったので著書を買ってみました。・・・といっても、いつものブックオフで100円でゲットしたんですけどね(^o^)
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「片付けない女」を自認
大見賀さん自身、片付けが大っ嫌い。会社員時代のデスクはチョコのおまけだの貯金箱だのを並べ、ホコリが積もった場所を何度も上司に怒られたそうです。
その、「片付けない女」を自認している大見賀さんからの視点で書かれた「片付けない女」と「片付け好きな女」が、なかなか面白かったんです。
「片付けない女」と「片付け好きな女」
「片付け好きな女」は、帰宅したら「とりあえず」のビールも飲まず、まずは掃除機をかけ始める。会社の給湯室を誰に言われたわけでもなくクレンザーでゴシゴシ洗う。
それは、「やらなきゃ」と思う前から手が動いているからであり、1日中片付けや掃除をしてもストレスにならないのだと分析しています。
「片付け好きな女」にとって、片付けは「無意識にやっている趣味」なのです。
どちらかといえば「片付け好きな女」の部類に入る私。
たしかに気になるところがあるとやらずにはいられません。家族が留守で1日中片付けに時間を使えると思うと嬉しくて小躍りしてしまいますからね。
だから、この分析は正論。
一方、「片付けない女」は、「いちいち理由をつけて」片付けをしなければならないので、そんな芸当は逆立ちしてもできないのだそうです。
「友達が来るから・・・」「年末だから・・・」と、片付ける理由がないとなかなか重い腰が上がらない。そして、思うように進まないと「私って本当にダメ。。。」と、モヤモヤやイライラが募ってしまうのだそうです。
「片付けない女」は、「片付け好きな女」の真似をしたり、「片付け成功者」たちの本を熟読しないことです。
ここで言っているのは、真似をするのではなく、使えそうなアイデアだけを参考にさせて貰え!ということ。
「成功哲学」に振り回されて自分が消耗していては、肝心の「自分時間」は作れないよと働く女性を応援しているのです。
「片付け好きな女」を利用せよ
最初に安っぽいカラーボックスを導入してしまうと、それをベースにした部屋作りが始まってしまうので、しっかりした家具でインフラを整備してしまえば、モノが積みあがっても貧乏くさく見えないと言っています。
とは言っても、「片付けない女」にはハードルが高いことなので、インフラ整備には「片付け好きな女」を利用せよとも。
「片付け好きな女」は、「片付けない女」の部屋を見た瞬間に、「無印の〇〇」「ホームセンターの〇〇がピッタリ入りそう」など密かに思っているので、一緒に買い物に行ってアドバイスしてもらうのが良いと薦めています。
これホントです。
グチャグチャに詰め込まれた収納を見ると、「アレとアレを組み合わせたらスッキリするのにな~」なんて、勝手にイメージしたりしていますから。聞かれれば喜んでアドバイスしますし。
自分が苦手なことを無理して頑張るより、できる人に頼んだ方が良いのは当然ですね。
「片付けない女」が注意すること
インテリアショップや、雑貨めぐりをしない!見なければモノは増えず、散らかりようがないと。暇つぶしに下北沢や自由が丘をぶらつくな!とも言っています。
この明確な主張が「ごもっともー!!」と思えてきませんか?
これを実行すれば無駄な出費もしなくなるし、ホコリが溜まることも防げていいことづくめ。忙しいと言いながら雑貨店めぐりで気を紛らわせている人には効果的ですよね。
この本は、「出来ない事を頑張りすぎて大切な時間を無くさないでね。」というコンセプトで書かれています。なので、片付け本とは視点が違いますが、片付けが苦手な人には気持ちがスーッと楽になれる本ですよ。
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